伝統のやぐら干し・産直大根ぬか漬けたくあん

おいしさのカギは「産直連携」と「伝統製法」。大根のうまみと歯ごたえを最大限引き出しました。

伝統のやぐら干し・産直大根ぬか漬けたくあん

巨大な「やぐら」で干した大根は、うまみと歯ごたえが違います。

干し大根の一大産地、宮崎県に伝わる伝統製法「やぐら干し」。巨大な「やぐら」に大根が丸ごと干されている風景は、この地域に根付く冬の風物詩です。

干しはじめるのは、冷たく乾いた西風が吹く11月中旬以降。この地域ならではの気候風土を生かし、約2週間天日干しをすることで、大根の中心部までしっかりと水分を抜きます。その間、寒波の際には凍結防止のためストーブをたく、雨が降ったときにはシートをかぶせるなど、生産者たちの努力が欠かせません。こうして手間をかけ干した大根は、うまみがぎゅっと凝縮。パリパリッと心地よい歯ごたえになります。

「やぐら」は、高さ約5m、長さは約100mにおよぶものもあります

素材のおいしさを生かし、味付けはシンプルに。

天日干しされた大根を、たっぷりの米ぬかと天日塩、とうがらしで漬け込み、3カ月以上熟成発酵させます。

味付けは、砂糖や塩など家庭にあるような調味料が中心。ぬかで漬けることによって最大限に引き出された大根の魅力を生かすため、シンプルな原材料で仕上げています。また、アクセントに柿の皮を加えました。

漬け込みは一本一本ていねいに手作業で行われます

この味わいは、産直産地の連携があってこそ。

大根は、産直産地「宮崎てげうめぇ会」(宮崎県)産に限定。大根を育てる生産者とメーカーが密に連携をとり、たくあんづくりに最適な大根を見極め、加工しています。

さらに、たくあんの風味を深める柿の皮は、産直産地「大紀コープファーム」(和歌山県・奈良県)のもの。柿の皮は、これまでは廃棄されていましたが、本商品をきっかけに有効活用されることとなりました。

商品に込めた想い

パルシステム商品担当 芦澤祐亮さん

「大根やぐら」は、2021年に日本農業遺産に認定された、宮崎県の干し野菜を象徴する伝統的な取り組みです。宮崎県で昔から親しまれてきたこの風景を、後世にも残したいという想いで、この商品を作りました。産地の方々が手間と時間をかけたからこそ生まれたこの味わいを、ぜひ楽しんでもらいたいですね。

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