南高梅干(産直)

余計なものは加えずに作った、昔ながらの梅干しです。

南高梅干(産直)

梅、しそ、塩、梅酢だけで作りました。

おにぎりやお弁当など、梅干しは日本人にとって身近な存在です。しかし見た目は同じでも、梅干しには「調味梅干し」と「梅干し」があります。そして市販品の多くは、調味梅干しです。これは塩漬けの梅を水にひたして塩抜きし、甘味料や調味料で味付けして作ったもの。「甘口」や「減塩」をうたう梅干しのほとんどは、この調味梅干しです。一方の本品は「梅干し」。約1カ月塩漬けしてから天日で干し、しそと梅酢だけで仕上げています。酸味料などの食品添加物を加えていないので、すっぱさのなかにも、梅のおいしさや香りが満ちています。

梅としそは、どのように栽培されたのか明確な産直原料を使用。

くらしのなかに梅を使った商品があふれている一方で、日本の梅産地は辛い状況が続いています。生産者の高齢化による生産量の低下が進んでいるうえ、不作が続いているのです。この状況が長引けば、輸入の梅に頼らざるを得ない状況に。すると産地はもちろん、栽培履歴も不明確な梅が氾濫するのは時間の問題です。

そのような状況にあっても、本品で漬ける梅は、産直原料を使用。奈良県、和歌山県、三重県、福岡県で栽培されています。さらにしそや梅酢の梅も、産直品だけを使用しました。生産者や栽培履歴まで明確な原料で作られた梅干しは、市販ではなかなか目にしません。

梅の生産者が自前の工場で加工するから、「いつでもおいしい」。

一般的な梅干しは、一次加工(塩漬けにして干す)した梅をメーカーが仕入れて加工します。その梅は塩分の濃度がバラバラ。そこで水で塩抜きしてから味付けを行いますが、このときに梅の風味も薄くなりがちです。本品は梅の生産者である「大紀コープファーム」のグループ会社が、一次加工の塩漬けから完成まで一手に担当。塩分が均一なため、塩抜きなどは不要。梅の風味が生きたおいしさを、いつでもお届けできます。

一次加工には、パルシステムオリジナルの塩「海はいのち」を使いました。また梅酢も産直の梅を使った自社製です。塩分は約18%と無添加の梅干しのなかでは低めですが、しょっぱさ、すっぱさは「昔ながらの梅干し」といえるもの。しかしただしょっぱいだけでなく、塩のうまみやさわやかな酸味まで楽しめるのは、この作り方だからこその魅力です。

ふだん使いにはこちらも。

「産直南高梅干(つぶれ梅)」

『南高梅干(産直)』の製造時につぶれてしまったものを、無選別でパックしました。ふだん使いやソース作りにはこちらもどうぞ。
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商品に込めた想い

産直産地「大紀コープファーム」の生産者・和田尚久さん

パルシステムと「大紀コープファーム」の産直のつながりは、1982年から始まりました。この商品は、産直の梅干しとして長年組合員のみなさんに育てられ、支持をいただいているロングセラー商品です。ご利用いただいている方はもちろん、新しい組合員のみなさんにも、塩かどがまろやかな味に仕上げた、伝統的な保存食の製法そのままの梅干しを味わってもらえればうれしいです。

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