Seasonings
規格外の大葉を利用した「もったいない商品」。
虫や病気に弱い大葉は「農薬漬けの野菜」と呼ばれてしまうほど、栽培には農薬が欠かせないとされています。そんななかパルシステムの産直大葉は、化学合成農薬と肥料を、地域が定める慣行栽培基準の半分以下に抑えて栽培。ハウス栽培で虫が入らないように工夫したり、自家製堆肥を使用するなどして、葉を丸ごと使うからこそ、安心できる栽培にこだわっています。
こうして大切に育てられる産直大葉ですが、なかには大きく育ちすぎて、青果としては規格外となってしまうものも。『産直大葉ノンオイルドレッシング』の原料には、こうした大葉も有効活用しています。
素材そのもののよさがわかるドレッシングに。
大葉のドレッシングには、香料で青じその風味を加えたものも少なくありません。しかし本品はいっさい不使用。ひとつ一つ手摘みした大葉をたっぷり配合し、フレッシュな味と香りを生かしました。また、2022年度には組合員の協力を得て、大葉のカットを大きめに変更。より大葉の存在感が感じられるようになりました。
味のメインとなるしょうゆは、杉の木桶で天然醸造した、丸大豆しょうゆを選定。こちらも、組合員の協力したリニューアルにともない、中国産大豆を国産大豆へ変更したしょうゆを味のベースに。砂糖はパルシステムの『花見糖』へ変更。さらに寒天を配合し、素材への絡みやすさも考慮しました。
炒め物や煮物などの、調味料としても活躍!
ノンオイルドレッシングにありがちな酸味は、花見糖へ変更したことで、よりまろやかに。家族みんなで楽しめる、ほどよい甘みに仕上げました。しょうゆのうまみがきいているので、サラダや冷や奴にはもちろん、炒め物や煮物の調味料としても活躍。用途の幅が広いので、無駄なく使いきれます。
商品に込めた想い
商品開発チーム
甘くて大葉の存在感が薄いという旧来品への声を改善すべく、大葉のカットサイズや甘味と酸味のバランスを何度も調整しました。より”パルシステムらしい商品”をめざし、砂糖を花見糖に、しょうゆを国産丸大豆しょうゆに変更。とろみもつけて使いやすさにもこだわりました。また、キャップ部分のシュリンクフィルムをなくして、プラスチックも削減しました。1年中、家族で安心して使えるドレッシングになったと思います。
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調味料
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