エコ・小松菜

生産効率よりも“おいしさ”第一。「えぐみが少ない」と好評です。

エコ・小松菜

おいしさ優先のていねいな栽培。

収穫量を上げるために化学肥料を過剰に与えてしまうと、小松菜の中には「硝酸態窒素(しょうさんたいちっそ)」という窒素成分が残ってしまうことがあります。これが「えぐみ」の原因になると言われているため、パルシステムの「エコ・小松菜」は有機質肥料を使い、じっくりと栽培。時間をかけ育てることで、小松菜の中に「硝酸態窒素」がなるべく残らないようにしています。「一度食べていただければ、味の違いは実感できると思います。“えぐみが少ない”、“甘みがあって食べやすい”などの声もよく聞かれますよ」(パルシステムの産直青果担当)。

土の負担を減らすため、薬に頼らず太陽の力で殺菌。

「エコ・小松菜」は、できる限り化学合成農薬にも頼らず栽培。そのため、各産地の生産者は、虫害、病害の予防に余念がありません。たとえば、有害微生物が繁殖しやすい夏場には、一般的な栽培の場合は種をまく前に薬剤を使用し土壌殺菌を行うこともあります。しかし、産地のひとつ葉菜野果産直(茨城県)の井坂安男さんの畑では農薬に頼らず、太陽の熱を生かした土壌殺菌を実施しています。

「農薬を使うと、よい菌まで殺しちゃうからね。大事に土を使えば農薬なんてほとんど必要ないんだよ」(井坂さん)。
そのほか、除草剤を使わず手作業での草とりや、小さな虫も入り込めない網目の細かい防虫ネットを使用するなど、農薬削減のためのさまざまな努力や工夫を続けています。「うちはおいしさが第一。そのためには手間は惜しまないよ!」(井坂さん)。

ページに記載された内容は、最新の情報と異なる場合があります。