二八そば

そば粉は8割使用! 香りのよさとのど越しにこだわりました。

二八そば

「二八そば」という新たな乾麺そばへの挑戦。

「二八そば」とは、そば粉8割とつなぎの小麦2割で打ったそばのことで、香りとのど越しのバランスがよいとされます。しかし市販のそば(乾麺)は、そば粉の割合が3~5割程度がほとんど。価格を抑えることが大きな理由にはなりますが、そば粉が多いほど麺が切れやすく、食感がボソボソになりやすいという製造面の困難さも影響しています。

そんななか、パルシステムは「そば粉8割」の香りのよさにこだわり、食味やのど越しにも妥協しない二八そばの開発に着手しました。そばは国産原料のものが少なく、ほぼ輸入原料に頼っている現状がありますが、本品のそば粉は岩手県産、秋田県産、青森県産に限定。そばどころでもある岩手県のそば製造メーカー「北舘製麺」と力を合わせて完成させました。

そばの香りは鮮度が命。いつも挽きたてのおいしさを。

香り高いそばの製造には、良質なそば粉が不可欠。本品は地元・岩手県と秋田県、青森県の契約農家によるそば畑のものを活用しています。

一般的なメーカーは「そば粉」の状態で仕入れ、保管して製麺しますが、「北舘製麺」では製粉前の殻が付いた「玄そば」のままで仕入れます。それは、そばの香りは挽いてから時間がたつほど失われてしまうからです。さらに、香りが飛びにくい石臼づくりの製粉機を使って、製造に合わせて必要な分だけそば粉を挽きます。いつも挽きたての粉で麺が打てるので、乾麺とは思えないほど香りのよいそばができるのです。

大型石臼

ざるでもかけでも、のど越しのよさを楽しめます。

食感のよさは細麺にすることでクリアし、ツルツルッと心地よいのど越しに。つなぎが少なくて切れやすくなる問題は、乾燥をゆっくり時間をかけておこない、手間を惜しまずていねいにおこなうことで解消しました。
こうしてでき上がるそばの香りやのど越しは、ざるでもかけでも楽しめます。パルシステムとメーカーのこだわりが詰まったおいしさを、わが家の定番に加えてください。

調理例

商品に込めた想い

(株)北舘製麺 北舘大輔さん

(株)北舘製麺 北舘大輔さん

岩手の原料にこだわり、「そば粉」はもちろん、「小麦粉」も国産での商品化を進めました。しかし、課題の「細い麺の二八そば」の成功に至らず、何度も試作を繰り返しながら約1年がかりででき上がったのが、このパルシステムの『二八そば』です。課題の「細い麺」「のど越し」「歯ざわり」「風味」、すべてをクリアすることができました。