Chicken
「地鶏しゃものおいしさを、みんなに知らせたい」
「地鶏しゃも」は日本在来種の血統を継ぐ鶏。一般的に肉用の鶏として飼育されるブロイラー種とは、育て方も肉質も別物です。しかし知名度は低め。そこで、「もっと多くの組合員に、地鶏しゃものおいしさを知って欲しい!」と、茨城の組合員が開発協力したのが、この親子丼。家庭ではごはんと卵を用意するだけの手軽さながら、「弾力のある歯ごたえ!」「かめばかむほど、肉のうまみが出てくる!」と、メンバーも驚きのおいしさを実感できます。
地元・茨城に、こんな美味な地鶏があったなんて!
メンバーは、地鶏しゃもの生産者、下河辺(しもこうべ)昭二さんから直接、飼育のこだわりや特徴をうかがいました。下河辺さんは茨城県行方市で、90年代から地鶏しゃもにこだわって飼育。いまではパルシステム唯一の生産者です。日本在来種の血統を50%以上引き継ぎ、特定JAS規格で認められている鶏であること。食感がよく、うまみにコクがあることなどの特徴を説明いただきました。何より、おいしい地鶏が地元・茨城にあったことを知り、メンバー全員の士気がグンと高まりました。
この歯ごたえ、濃厚なうまみを知ってほしいから。
「一般の鶏肉より高価だけど、おいしさは折り紙付き。この味を生かしたい!」との思いが、親子丼の提案にたどり着いたのには理由があります。地鶏しゃものムネ肉は、弱火でじっくり火を通すのがおいしさのコツ。あわてて焼いてしまうと、固くなってしまったり、ぱさつくことも…。「それでは残念。誰でも手軽に作れて、おいしさを実感してもらえるメニューでなくては」という、熱い思いの結果が、鍋でじっくり加熱する親子丼なのです。もちろん味付けも素材の持ち味を最優先。かつお節や昆布などのだしに、たまり醤油で深みを加えて上品に。そして「地鶏しゃもならではの食感を楽しんでもらいたい!」と、スライスの厚みも調整。おいしさはもちろん、生産者の思いまで伝わりそうな親子丼が完成しました。
商品に込めた想い
北浦しゃも農場(茨城県) 下河辺昭二さん
自然の光が差し込み、風通しのいい鶏舎でのびのびと育てたからこそ、肉質が締まり、野趣あふれる地鶏しゃも本来のうまみ、弾力のある歯ごたえが楽しめるんです。このおいしさをぜひ、親子丼で味わってください!
(株)パル・ミート担当者
茨城県で生産された地鶏しゃもを使い、茨城県の組合員のみなさんと商品化できたことは、パルシステムならではの取り組み。この商品をきっかけに、下河辺さんの地鶏しゃもを知り、利用していただけたらうれしいです。
商品開発チーム
幅広い年代のメンバーが協力し、「地鶏しゃも」のおいしさが、多くの組合員に伝わる商品をめざしました。ぜひ下河辺さんの「地鶏しゃも」を食べて欲しい。そのひと言に尽きます。
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