「国産小麦の食パンが欲しい」。組合員の声にこたえました。

国産小麦のパンを開発して欲しいという声は、以前よりパルシステムへ届いていました。しかし外国産に比べて、国産の小麦は流通量が少なく、さらに生産年によって品質にばらつきが生じやすいという難点があります。それはパンの品質にも影響。「いつもの味」を通年約束できないことから、もどかしさを感じてきました。

しかし今回、製粉会社とパルシステムのグループ会社「（株）パルブレッド」がタッグを組み、専用のブレンド粉を開発するところからスタート。新たな製法にもチャレンジし、約2年間挑戦と改善を繰り返し、「国産小麦100％の食パン」を完成させました。また、プラスチック廃棄総量削減の取り組みをしており、包材を小さく、環境負荷の少ない包材へリニューアルしました。

原材料は7種のみ。知恵と技でもっちりした食感に。

パルブレッドの商品開発は、「できるだけ添加物を使わない」が基本。また、国産小麦の使用比率向上にも取り組んでいます。商品名にもなっている「もっちりとした食感」は食品添加物で補うこともできますが、パルブレッドでは自家製の「湯種」、「発酵種」を使用することでこの食感を実現しました。

国産小麦を使って自社で製造する、ふたつのパン種。小麦粉を糊化させ、もっちり感を生み出す「湯種」と、乳酸菌と酵母菌によって発酵させ、小麦の風味を引き立てる「発酵種」です。2種のパン種を使用したパンはほかのパンと比べてとてもやわらかく温度管理が重要になります。これまでのパン作りの知恵と技術を生かし、この商品が完成しました。

まずはトーストせずに、そのままで。

耳までやわらかく、もっちりとした生地感は、『国産小麦もっちり食パン』ならでは。その驚きは、手にした瞬間に感じてもらえるはずです。

まずはそのまま、もっちり食感を楽しんでください。次はトーストで。表面はカリッ、中はもちっとした新たな魅力に出合えます。国産小麦をていねいに発酵させた生地は、おとなでも食べごたえ充分。1日の元気をつくる朝食の定番に、ぜひどうぞ！

※撮影時より包材変更となっています。

【KOKOCARA】はじめよう、これからの暮らしと社会『国産小麦のもっちり食パン』