産直小麦ソフトフランスパン

産直小麦のやわらか食感のフランスパンが誕生!

産直小麦ソフトフランスパン

食卓で長く愛されるような、「産直小麦を使ったパン」の開発に協力!

「産直小麦を使った、食卓で長く愛されるパン」の開発をめざして、神奈川の組合員13名が商品開発チーム「小麦のおいしさ伝え隊」として集結! 「パンには一家言あり」という、熱い思いを持ったメンバーがそろいました。

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使用するのは、産直米でおなじみのJA新みやぎで栽培された産直小麦。同JAは、パルシステム神奈川と交流のある、つながりが深い産地。減反により休耕地となった田んぼを利用し、小麦を作っています。国産小麦はパン作りに向かないと言われてきましたが、同JAではパン用に改良を重ねた品種を作付。「産直小麦を有効利用し、産地の活性化に貢献したい」という思いを持って、新しいパンづくりはスタートしました。

収穫年によって出来が変わる産直小麦。膨らみにくい2012年度産の小麦粉に苦戦…!

「産直小麦の、素材の味を生かしたい」「食パンみたいにシンプルで、いろいろな食べ方ができるもの」と、パン好きなメンバー間で議論が白熱。出てきた意見を取り入れて、試作品が完成しました。 しかし、メンバーの感想は「口あたりがパサパサしている」「膨らみが悪い」と厳しいものに…。その最大の原因は、2012年度に収穫した「ゆきちから」の膨らむ力が予想以上に弱かったためでした。小麦の質は気候などの条件によって変動し、思い通りの出来にならないこともあります。
「今年度の産直小麦だけでパンを作るのは、無理なのか…」。そんな沈みがちな気持ちのなか、突破口を探して話し合いが続きました。

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「何とか産直小麦を生かしたい」という必死の思いが、新たな挑戦への糸口に。

「プロの目から見て、今年度産の『ゆきちから』でできるパンを教えてください」
メンバーからの必死な思いを受けて、開発メーカー・パルブレッドの担当者が考えついたのは、「フランスパンのような、かたさを生かすセミハード系のパン」でした。
ただ、パルブレッドにとっても初めての試み。「できる保証はありませんが…」という担当者の迷いに、メンバー全員から「ぜひ試作してみてください!」と即座に力強い言葉が。
強い後押しを受けた担当者は、パルブレッドでは新しい製法を取り入れたり、膨らむ力が強い北海道産の超強力粉を原料にブレンドするなど試行錯誤し、ついに納得のいくパンが完成! 試食したメンバーからも「おいしくってびっくり! 小麦の味わいも香りもしっかり生きている」と高評価でした。
メンバーとパルブレッドの思い、そして産直産地との強い絆が詰まった『産直小麦ソフトフランスパン』は、パルシステムだけでしか味わえません!
2014年からは、ブレンドしている北海道産小麦も産直産地JAおとふけの原料に限定。産直産地の小麦の風味と味わいを、ぜひお試しください。

利用した方から、たくさんの応援メッセージが!「やわらかくて、サンドイッチにぴったり」と好評です。

カタログ初登場の際、利用された方を対象にアンケートを実施したところ、計773名の声が集まりました。
「パンを味わうことで、産地を身近に感じるきっかけに!」など、たくさんの応援メッセージが寄せられるとともに、味についても約7割から「おいしい!」と支持されました。

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フランスパンらしくないやわらかさが、「子どもや高齢者にもぴったり!」という声も。具材をはさんでサンドイッチにすると、ほおばりやすく、アレンジして楽しんだという声もたくさんいただきました。
今後も『産直小麦ソフトフランスパン』の応援、よろしくお願いいたします!

商品に込めた想い

組合員商品開発チーム「小麦のおいしさ伝え隊」のみなさん

組合員商品開発チーム「小麦のおいしさ伝え隊」のみなさん

今回の活動では工場見学もし、添加物をできるだけ省くことにこだわっているパルシステムの姿勢を改めて実感。その信念が、パルブレッドの職人さん一人ひとりに浸透していることに感動しました。
メンバーと共通の目的に向かって活動できたのも、楽しくてやりがいのあることでした。困難に直面し、あきらめかけたときも、みんなで知恵をしぼって乗り越え、最終的に全員が納得できるパンができ上がった喜びは忘れられません。

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