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りんごの樹をこまめに観察しています。
りんごは非常にデリケートな果樹です。一般のりんご栽培では、病気や害虫が出ていなくても、決められた期間に決められた回数、予防のための農薬を散布することがほとんど。一方、パルシステムの産直産地では、生産者が葉の色、枝ぶりなどを毎日こまめに観察することで、農薬は本当に必要な時に使用し、最小限に抑えています。
養分が豊かでフカフカの土の園地で育ちました。
産地では有機質肥料を使って長年土づくり。りんご園の土は、土壌微生物がイキイキと活動しているためフカフカです。「化学肥料と違って有機質肥料は、効き方がゆっくり。この肥料で土づくりをしながら、樹にじっくりと養分を行き渡らせると、病気にかかりにくい丈夫な樹に育つんですよ」とサンファーム(長野県)の下川さん。
夏場は、雑草に悩まされますが、除草剤は使わず必要な箇所だけ草刈りをします。おいしいりんご作りのため、下草は全て刈らずに残すことで害虫が樹まで上がってきません。駆除ではなく「共生」することで化学合成農薬の使用をできるだけ抑えます。
産地の枠を超えて、生産者同士が話し合っています。
パルシステムのりんご産地は、東北や長野県と広範囲に渡りますが、毎年、各産地の代表が集まり「りんご会議」を開き、「どうしたら農薬の使用を抑えつつ安定した栽培が出来るか」といったことを話し合っています。気候変動などが進むなか、これまでとは異なる時期に病気や害虫が発生する等、農薬の削減にはむずかしい状況が続いていますが、りんご会議の産地が一丸となって取り組んでいます。
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