

国産飼料用米を食べて育った畜産品
食料自給率向上と、持続可能な畜産業をめざして、産地とともに飼料に国産の飼料用米の配合に取り組んでいます。飼料用米を食べて育った豚肉、鶏肉、卵につきます。マーク内の数字が飼料用米の配合率です。
「国産」でも飼料の
なかみまで見ると…
動物たちが食べる飼料のほとんどを輸入に頼っている日本。国産表示がある豚肉は全体の約50%を占めますが、さらに飼料まで含めるとその割合は約6%なのです。

輸入飼料にできるだけ
頼らない畜産をめざす
パルシステムは畜産の産直産地とともに「日本型畜産」をすすめています。輸入飼料にできるだけ頼らず、国産の飼料で動物たちを育てながら、資源を循環させる方法です。
日本型畜産の例

動物たちの飼料に国産米を配合する「飼料用米」の取り組みもそのひとつ。
お米を食べて育つ肉や卵には、マークをつけています。
たとえば
マークの数字はお米の配合率です
仕上げ期の飼料の10%がお米

『までっこ鶏モモ肉唐揚用(バラ凍結)』
仕上げ期の飼料の20%がお米

『米沢郷鶏モモ肉』
親鶏の飼料の20%がお米

『産直こめたまご(赤玉またはピンク玉)』
飼料の23%がお米

『コア・フード地鶏しゃも』
仕上げ期の飼料の40%がお米

『日本のこめ豚カタ・モモ切落し』
「飼料用米」は健全な
田んぼの維持にも
生産者の高年齢化、何より米の消費の減少で日本の田んぼは年々減少しています。
田の耕地面積

約60年前に比べて、失われた田んぼは8,110㎢。これは、兵庫県や広島県の面積に匹敵します。
資料=農林水産省「作物統計調査 面積調査 長期累年 本地・けい畔別耕地面積累年統計」「令和5年耕地面積(7月15日現在)」国土地理院「平成24年 都道府県別面積」田んぼは、たった1年でも放置してしまうともとに戻すのは簡単ではありません。何かあったときに、お米がない!という状態にならないように―。
田んぼを維持していくには、何よりも米の“需要”の維持が必要。
主食としてごはんを食べていくことももちろん大切ですが、人口が減りゆくなかでは限界があります。

飼料用米の取り組みを広げることは、田んぼを守り、さらには私たちの「食」を守ることにつながっています。
こうした飼料用米マークがつく
商品は53品
※2024年3月時点