Washing Materials
パワフルな粉石けんの洗浄力をもっと知ってほしい。
パルシステムがおすすめする、合成界面活性剤を使わない、天然油脂が原料の「石けん」での洗濯。なかでも「粉石けん」は液体に比べて洗浄力が高く、柔軟剤を使わなくても、ふんわり気持ちよい洗い上がりが特長です。液体石けんより石けん分の割合が高く、コストパフォーマンスもよい粉石けん。もっと多くの人に使ってほしいとパルシステム神奈川ゆめコープの組合員が開発に協力しました。
粉石けんのお悩み「粉とび」と「溶けにくさ」を改善し、誰にでも使いやすく。
めざしたのは「手間をかけずに使い続けることができる快適な粉石けん」。途中で挫折してしまう理由としてあげられる、「袋を開けるだけでくしゃみが出る」という粉とびの悩みと、「あらかじめ泡立てる手間がかけられない」という声にこたえ、水でも溶けやすく、粉とびしない商品を目標にしました。
泡立ちひかえめでも汚れ落ちはしっかり。
「あらかじめ泡立ててから洗濯物を入れる」のがいままでの常識でしたが、この粉石けんは、洗濯物の上に直接振りかけて使えます。それを可能にしたのは、低温の水でも溶けやすい原料(脂肪酸)を選んだこと。振りかけてスタートすればみるみる水に溶け込み、汚れをしっかり落とします。もうひとつの課題「粉とび」は、粉を湿潤剤でしっとりさせ、小さな粒状に固めることで解消。数10cmの高さから落としても、ほとんど粉とびしない実験結果に、開発に協力した組合員から「感動的」という声もあがりました。
商品に込めた想い
開発に協力した組合員のみなさん
粉石けんのよさを理解しているメンバーが集まり、使う人の立場に立った要望を出しました。メーカーの高い技術力で、初めに溶かしてから使うというひと手間をなくした粉石けんができてうれしいです。この粉石けんを利用することで、粉石けんでの洗濯を好きになる人が増えるといいなと心から思います。
ヱスケー石鹸(株) 商品担当
水に溶けやすい脂肪酸原料を追求していくと泡立ちがやや少なくなる傾向にあり、逆に泡立ちを増やすと溶けにくくなるという開発のジレンマがありました。最初は泡立ちのよさを望んだ組合員のみなさんに「泡立ちが少なくても、しっかり溶けていれば汚れは落ちて石けんの使い過ぎが防げる」ということを体感していただき、溶けやすさに重点を置いた商品を作ることができました。
パルシステム商品担当
粉石けんは洗浄力もコストパフォーマンスも高く、ぜひおすすめしたい商品。今回、組合員のみなさんとともに利便性を向上させた商品を作ることができましたので、これを機に粉石けんに再び注目が集まることを期待しています。
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石けん・洗浄剤
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