Beef
「予約登録」で、買い支える取り組み。
「良質の牛肉を安心して食べたい」との組合員の思いと、「安定した生産をしたい」との生産者の思いが結実した「予約登録制度」。一頭丸ごと買い支え、それぞれの部位をバランスよくお届けする『コア・フード牛肉セット』の仕組みです。「サシ=霜降り」を求め、輸入穀物で効率的に太らせるのが一般的な日本の畜産。この現状に疑問を抱いていた生産者たちが、肉そのものの味わいを優先しながら、国産飼料を使い、牛の生理に合った本来の育て方を実践しています。「私たち生産者がつくりたい理想の牛肉を理解したうえで、買い支えてくれる。生産者としてこれほど幸せなことはない」と話すのは生産者のひとり、内藤順介さん。
2000年に制度が始まってから、長く予約登録を続けているファンがいるパルシステムならではの取り組みです。
味わい深さの理由は、「牛の品種」と「国産100%の飼料」。
赤身主体でかむほどに味わい深く、牛肉本来のうまみが味わえると好評の『コア・フード牛肉セット』。霜降りでやわらかい牛肉と一線を画した味わいの理由は、牛の品種と飼料にあります。『コア・フード牛肉セット』でお届けするのは「アンガス種(またはアンガス系統種)」という品種の牛肉。一般的な「黒毛和種」が、高カロリーな穀物飼料を必要とするのとは異なり、牧草などの粗飼料でも大きく育ち、放牧に適した牛です。さらに肉のうまみを増すために、各産地では食品副産物の飼料化を実践。産地のひとつ、宮北牧場(北海道)では、ボイルポテトやおから、ビールかすなどを近隣の食品加工会社から購入して、飼料化しています。栄養バランスを考えた飼料によって、味わい深い肉が育つのです。
ここが違う!コア・フード牛肉
一般的な国産牛肉 | コア・フード牛肉 | |
---|---|---|
品種 | 黒毛和種や交雑種など | アンガス種およびアンガス系統種 |
飼料 | 霜降り肉を作るために、高カロリーな飼料が必要なため、輸入とうもろこしなどの穀物飼料が中心 | 子牛の時期は母乳と牧草、肥育時期は乾草やデントコーン(飼料用トウモロコシ)、食品副産物(じゃがいもの皮やビールかすなど)が主体。草食動物の牛の生理に合った粗飼料が中心で健康な飼育が可能 |
飼料の自給率 | 肥育期間中、飼料の90%程度は海外からの輸入に依存 | 国内飼料自給率100% |
抗菌性飼料添加物 | 病気を未然に防ぐために、抗生物質などの飼料添加物を直前まで使うこともある | 抗菌性飼料添加物は不使用 |
飼育環境 | 一般的には出荷まで狭い牛舎の中で育つ | 子牛時期を中心に、広大な牧草地で、しっかりと運動をしながら育つ |
肉質 | 霜降りが多く、やわらかで濃厚な食味が特徴(脂の質を主体としたやわらかさや香りを追求) | 赤身主体で味わい深い(赤身を主体とした肉本来のおいしさを追求) |
※予約登録の受付期間は、毎年1~2月と、7~8月に配付する「産直365」などのチラシでお知らせしています。ただし、牛の生育や登録数の状況に応じて募集を行わない場合もあります。
コア・フード牛肉セット内容について
a~fのいずれかのセットからスタートし、約半年間ですべてのセット(※)をお届けします。
※セット内容は一例です。半期ごとにセット内容は変更となります
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