邑久町漁協の浜蒸しかき

うまみ豊かに育ったかきを、浜で蒸して急速凍結。

邑久町漁協の浜蒸しかき

虫明湾で生まれ育った、ぷっくりとした産直のかき。

穏やかな気候や、豊富なエサに恵まれた瀬戸内海・虫明(むしあげ)湾の産直かき。ぷっくりとした身と、豊かなうまみが魅力です。産直産地「邑久町漁業協同組合」(岡山県)では、種がきの採取から育成、収穫、殻むきまでを一貫で担います。これは、分業が多いかき養殖においてはとてもまれなこと。さらに、栄養や酸素が充分に行き渡るようにかき同士の間隔にゆとりをもたせ、ストレスなく丈夫に育てています。
生まれた海のままでのびのびと育てられたかきは、水揚げしたその日のうちに殻むきへ。鮮度を保ったままスチーム加熱して急速凍結し、磯の香りやうまみをぎゅっと閉じ込めました。

邑久町で水揚げされた産直かき

海を守る活動に積極的です。

2020年にパルシステムと産直提携を結んだ「邑久町漁業協同組合」は、かき養殖を手掛け50年以上の歴史をもつ、岡山県のかき養殖発祥の地。現地では、漁師が一丸となって、虫明湾の環境保全に取り組んでいます。そのひとつが、魚の産卵場所や幼魚のすみかとなる藻場の再生活動です。アマモなどの海草の種をまいて育て、海のいきものが増えるサイクルを促進しています。ほかにも、水質の向上のため、養分が沈殿した海底を掘り起こしたり、天然素材の養殖いかだを使用することでプラスチックごみの発生を防いだり。生きものがあふれる豊かな海を守るため、これらの取り組みを継続して行っています。

邑久町漁業協同組合の産地風景(岡山県)

取り組みが評価され、「MSC認証」を取得。

邑久町漁協の環境保全活動は、かき養殖の枠を超えて広がっています。大量にでるかきの殻は、浜に隣接する処理工場で粉砕して地域の田んぼに使われる肥料や養鶏の飼料などに活用し、すべて再利用しています。さらには、ウミガメやスナメリといった絶滅危惧種への対応をマニュアル化し、生態系を守ることにも積極的です。そんなひたむきな取り組みが認められ、2019年には「MSC認証」を取得。サステナブルな漁業を実践している産地として、国際的にも評価されています。

「海のエコラベル」は、水産資源と環境に配慮し適切に管理された、持続可能な漁業で獲られた天然の水産物のあかしです。

シリーズ品も。

『邑久町漁協のかきでつくった大きなかきフライ』

『邑久町漁協の冷凍かき』

 

商品に込めた想い

パルシステム 商品担当者

パルシステム 商品担当者

組合員から「おいしい」「くさみがない」などの好評の声が多く届く商品。このおいしさの理由は、かき漁師の方々による熱心な取り組みにより、きれいな海を保てていることほかなりません。漁師の方々からは「産直の関係があるから心に余裕をもって、環境保全型漁業に取り組める」という声も上がっています。塩で食べられるほどのくさみやえぐみの少なさ、うまみが濃厚な味わいに、虫明湾で奮闘する漁師の方々の努力を感じられるはずです。

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