いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳

飲み比べれば、低温殺菌ならではの上品な甘みを実感!

いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳

工場近郊から集まる新鮮な生乳。

奥中山地域は岩手県北部、奥羽・北上山脈の接点に当たる標高300~800mの高地。夏季でも冷涼な高原型の気候で、酪農と高原野菜の栽培が盛んな地域です。『いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳』は、1999年にこの地に誕生した「奥中山高原農協乳業(株)」が製造しています。

cont_COP11_AD_459

同社は、「自分たちが搾った生乳をじかに消費者へ届けたい」という思いから、地元の酪農家が共同出資で立ち上げた会社。原乳を生産する全ての牛舎は、工場から半径10㎞以内にあります。低温殺菌の牛乳には、細菌数の少ない生乳が不可欠。奥中山高原農協乳業では、搾乳場所と工場の距離が近いため、生乳の鮮度を損なうことなく工場へ届けられることが大きな利点になっています。

より自然な風味を残す殺菌法です。

パルシステムでは、生乳本来の風味を生かすために72~75℃で15秒間加熱する「高温短時間殺菌」の牛乳をメインにお届けしていますが、『いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳』は、さらに低い温度の65℃で30分間殺菌する「低温長時間殺菌」です。

牛乳のおいしさに大きく関わるのが、この加熱温度。一般的には、120℃以上で2~3秒間加熱する「超高温瞬間殺菌」が主流ですが、高熱を加えるとたんぱく質が変成し、独特の“におい”が出てしまいます。「低温殺菌」は、どの製法よりも生乳本来の風味が残るので、上品な甘み、さらっとした飲み心地が楽しめます。

飼料は原料にこだわり、自給率の向上にも取り組む。

もうひとつの大きな特徴は、牛の飼料へのこだわりです。飼料の原料はとうもろこしをはじめ、遺伝子組換えのものが混入しないよう生産・流通・製造加工の各段階で分別管理されたものに限定。2020年に立ち上げた“牛の給食センター”といわれる「TMRセンター」で、牛の食いつきや生乳量・質などをみて、バランスのよい飼料を作っています。また、粗飼料の約70%を占めるデントコーンや牧草は、酪農家たちが協力して自家栽培。飼料を作る手間はかかっても、「おいしい牛乳をつくる」ために、牛に安心して食べさせられる飼料にこだわり、牛の健康づくりに取り組んでいます。

奥中山の小さなエリアで搾乳・加工しているからこそ実現できたこだわりの牛乳。価格はやや高めですが、それに見合う安心感とおいしさ、そして、ぜいたく感があります。

ページに記載された内容は、最新の情報と異なる場合があります。